第18章 うちはイタチ part1
「くっ!」
「カカシ...」
雨が止む。紅を庇った事によりカカシは深傷を負ってしまった
「気を抜くな...アイツは13歳で暗部の分隊長になった男だ」
「ここまでの奴とはな...」
「いや、アイツの力はまだまだこんなもんじゃない。」
うちはイタチ...彼の強さが木ノ葉屈指の上忍を圧倒している
「うちはの血族でない貴方が写輪眼のそこまで使いこなすとは...だが...貴方の身体はその眼かな合う血族の身体では無い」
(その通り...直ぐバテちゃうからな...)
「何故うちは一族が何故最強と謳われ恐れられたか...」
イタチはそう言うと
静かに目を閉じ
「写輪眼の血継限界の本当の力を見せてあげましょう!」
そしてゆっくりと
瞼を
開く
(ま、まさか!まずい!)
「2人とも奴の目を見るな!!」
「「!」」
そう言うとアスマと紅は瞼を閉じ息を飲む
「いいか2人共絶対に目を開けるな...今奴と目が合ったら終わりだ!
アレとやり合えるのは恐らく写輪眼を持つ者だけだ」
カカシは額から冷や汗が止まらない
「確かに写輪眼を持っていればこの"万華鏡写輪眼"に多少の抵抗は出来る。しかしこの特別な写輪眼の瞳術 幻術"月詠"は破れない。オレを倒せるのは同じ目を持つ
写輪眼使いだけだ」
「サスケ......」
「それともう1人......
邪眼を宿した彼女...
貴方もよく知る人物ですよ...カカシさん...」
「!!」
ドクンっ!
ドクンっっ!