第18章 うちはイタチ part1
状況はかなり深刻だ。
アスマと紅は押されており、紅はイタチに背後を取られた
「流石紅さん...でも...」
「でも...ま!ここまでだよ。お前がな」
イタチの背後である人物が立っていた
鬼鮫はアスマに攻撃を仕掛ける為印を結ぶ
「水遁...」
水鮫弾の術!
水鮫弾の術!
水遁同士がぶつかり合い、凄まじい水飛沫が上がる
「私と同じ術!」
「何でお前まででてくんだっつーの」
アスマの前に影分身のカカシが姿を現す
「いやーさっきはお二人にお願いしちゃったけど...」
「ま!やっぱ、気になるじゃない.....」
「影分身....」
「はたけカカシ...」
イタチは写輪眼のでカカシを見る
カカシも左眼の写輪眼でイタチを見る
互いの写輪眼が重なり合う
(...あの眼は昔のまま...とは言え、真の写輪眼継承者...最悪の事態も想定しておかなきゃならないな...)
カカシは眼に力が入る
「これは驚いた...道理で私の術を...本当にイタチさん以外にその眼を持ってる輩がいたとはね......名は確か...コピー忍者のカカシ...」
「驚いたのはこっちだよ...茶屋で怪しい奴らがいると小耳に挟んで来てみたら
まさかうちはイタチと霧隠れの怪人干柿鬼鮫とはね」
「これはこれは...私の名まで光栄ですよ。再不斬の小僧は貴方とやり合ったと聞きましたが...?」
「嗚呼...」
「くく...削りがいのある方だ......」
鬼鮫は強者を目の前に口元がニヤける...
「よせ......鬼鮫」
「「「!」」」
イタチが止めに入る
「お前が、その人とまともにやり合えば、ただでは済まない。それに時間を掛ければ他の忍びがここに駆け付けるだろう
目的を見失うな...お前はここに手傷を負いに来たわけじゃ無い...」
「なら、その目的とやらを聞こうか?」
そう言うと、アスマの方に居た影分身のカカシは煙と共に姿を消す
そしてイタチとカカシは睨み合う