第17章 ※溺れる思い
「はいはい...出ますよ...」
オレは適当に身なりを整え玄関の扉を開ける
「じ、自来也様?」
「朝っぱらからすまんのォカカシ」
目の前には自来也様。朝日が似合う笑顔で挨拶をする
「ん?奥に女子の気配がするな.....ヨルかのォ?」
「......」
思わず眉間に皺が寄る
「わぁった!わぁった!お前はヨルの事になると直ぐコレだぁ」
「通常運転ですよ...」
「たく......それよりもカカシ...」
自来也様は真面目な話をする様、声色を変える
「イタチが帰ってきた」
「!!.........
自来也様、その話は外で......」
ヨルの耳に入らない様、オレは自来也様を引き連れて一目につかない場所へ連れて行く。
バタリッ...
玄関の扉が背後で閉まった。
オレは気づかなかった......
まさかヨルが
起きていたとは......
「バカカカシ......」