第17章 ※溺れる思い
「はぁ......」
自来也様と話が終わり家の中に入ると、ヨルは起きていた
「カカシ...おはよう」
「!......おはよう。ヨル......今日は任務?」
「いや、任務はない。里には居るが......
......なんで?」
「あっ!いや、どうしてるのかな〜て...」
心配だしと一言溢し、自身の後頭部に手を添えヨルに言う
「そうか。久しぶりに家の片付けしよっかな。カカシはこれから任務か?」
「嗚呼.........行ってくるね」
「...分かった。気をつけて......」
オレは今だベットで蹲るヨルに近づき、顔を寄せる。
「......ヨル...」
「なに?」
「好きだよ...」
優しくヨルの頬を撫で見つめる
「...ありがとう。...いつも...」
「ヨル...」
そして両手でギュッと抱きしめる
この温もりを...
匂いを...
ヨルを...
忘れない様に...
「カカシ...」
ヨルはオレを抱きしめはしない、頬を寄せ可愛い、心地よい声色でオレの名前を呼ぶ
「ヨル、行ってきます。」
「嗚呼......気をつけて。カカシ」
ヨルは優しく口角が上がる。
オレの好きな顔。安心する...
オレもニコリと微笑み、身支度をし玄関へ行く。
「...ヨル」
「ん?」
「大好き」
最後に一言。ニコリと微笑んで目的の場所へ向かった
.........
そう......
うちはイタチのもとへ.......