第17章 ※溺れる思い
森の中
気分が晴れず森の中で風に当たる......
そよ風が気持ちいい...
このまま自由で...大切な者たちと
ずっと一緒に居たら......
ヨルは何気無しに空を見上げる......
「......今頃通してるかな......イタチ...」
カァー
「!」
青空に一羽の漆黒な鴉が空を横切る。鴉はそのまま上空を旋回しヨルの肩へゆっくり降り立つ
「!君は、まさか...」
ヨルは驚きつつ肩に留まる鴉を横目に見た
その鴉は片目に万華鏡写輪眼を宿していた
「その眼は、シスイの!」
...ヨルさん...
...会いに行きます...
「!」
カァー
鴉は役目を終え空高く飛び出つ
ヨル咄嗟に飛び立つ鴉に手を伸ばす。だか鴉はそのまま青空へ姿を消した
(今の幻術...
イタチ............)
ヨルは暫く空を見つめていた......