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私が帰る理由

第17章 ※溺れる思い


日が沈み、ヨルはカカシの家に帰る
元々長期の任務で里から出る事が多いヨルは、自分の家は無い。
火影室の一室を借り寝泊まりしたり、適当に宿を借り生活をしている。
だが副担当上忍になった後、成り行きでカカシの家に住む様になっている。また幼い頃は2人で生活をしていたので、その流れもあるのだろう。

「カカシ...帰っているかな.........!」

木ノ葉の里の忍は現在重症な程の人員不足。
だが他里にその真実がバレない様に、舞い込んでくる依頼は断らず、少ない人数で任務を全うする。
カカシも他里に名を知れ渡る程の実力者。
それが故に、彼方此方から引っ張りだこだ
最近は、忙しく家に帰っても彼の姿は見えない。若しくは少し言葉を交わし任務へ行く。

そんな生活を送っていた








だからか......



カカシの家に灯りが着いてるのは
驚きを隠せない



「帰ってる......?」









ガチャリと玄関のドアを開け、部屋に入る
「カカシ......居るのか?」




「おかえり......ヨル」


其処にはラフな姿で、口布と額当てを外したカカシが居た







「カカシ......」

「ヨル...会いたかった」
カカシは存在を確かめる様に、ぎゅっと両手でヨルを抱きしめる

「帰ってたんだ...良かった」
ヨルは片腕だけそっと背中に手を回した

「嗚呼...明日は非番だしね。ヨルも帰ってて良かったよ」
心地いい、艶のある声でヨルを包む。

「ヨル...こっちに来て頂戴」
カカシはヨルの手を取りベッドへ誘う
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