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私が帰る理由

第16章 木ノ葉崩し


「......なんで...何でお前は他人の為にそこまで......」



「1人ぼっちのあの地獄から救ってくれた......
オレの存在を認めてくれた......

大切な皆だから......」

ナルトはそういうと静かに目瞼を閉じ記憶を巡る



ナルトside




『ナルト......』



昔の記憶...

何故だか

どうしても思い出せねぇ......



誰だったか......


男か女かも思い出せねぇってばよ......




ただ一つ......







『ナルト......お別れだ...
沢山の......思い出を...ありがとう』

小さいオレを抱きしめながら言った"あの人は"

涙を流していた...



"あの人"は今どうしてるのかな?

元気かな......


初めて愛情をくれた



大切な......"あの人"


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