第16章 木ノ葉崩し
森の中......
我愛羅とナルトは地に倒れる
互いに額から出血しチャクラも切れ体力も尽きた......
身体も思うように動かない......
だがナルトは顎を使ってでも我愛羅の側に寄る
『奴らにとって...消し去りたい過去の遺物だ。では、オレはなんの為に存在し生きているのか?』
『自分の事をこう思った...いや...そう思わざるを得なかった...そしてそれが1番辛い事だと知った......
自分がこの世にまるで......
必要とされない存在だと言うことです...』
我愛羅とハクの言葉が甦る
「くっ!来るな!!」
「......独りぼっちのあの苦しみは
ハンパじゃねーよなぁ...
お前の気持ちは...なんでかなぁ......
痛いほど分かるんだってばよ......」
「!!」
「けど......オレにはもう大切な人たちが出来たんだ......
オレの大切な人たち......傷つけさせねぇ......」
「......」
「でなけりゃーお前を殺してでも...
オレはお前を止めるぞ...」