第16章 木ノ葉崩し
「.......ンッ...ふぅ、ぁ...っ...。ば、くたぁ」
バクタのキスに吐息が漏れるヨル
ゾクッ...
(ヤベェ......もっと俺で乱れてくれ...)
ヨルの恍惚な表情に、バクタは更に欲に拍車が掛かる。そして噛み付く様な荒々しいキス。バクタは噛み付くあまり、ヨルの唇から血が出るも愛おしく舐め取り、さらに舌を入れヨルの舌と絡め合う
「ン、くっ、.....ぅん、ちゅっ.....///」
バクタはヨルの手に刺したクナイを抜き、ヨルの手をギュッと握る。クナイを抜いた際、手から出血しヨルとバクタの手が鮮血色に染め上げる。しかしバクタはそれですらも、鼓動が高鳴る
「ヨル。もっとキス...したい......」
バクタは手を握りながら、ヨルの舌を逃さぬ様舌先を絡め合う
「...ちゅっ...ぁ、..はぁ...ぁ、ン....チュ..っ...。」
「ヨル...俺は...ンッ...ヨル」
艶かしい音が2人を包む..
「......!!...」
ヨルが上半身を瞬時に起こす
何かを感じ遠くを見つめた
「ヨルどうした?」
バクタはヨルの顔を覗く
「まずい...」
「火影か...」
「嗚呼......バクタ...こんな忍びの世界だ。次に会う約束はあまりしたくない.....
だが......お互い生きていたら......
また会おう」
ヨルはバクタに優しく微笑む
「そうだな......ヨル」
バクタも優しくヨルに微笑む
そしてヨルは瞬時にその場を去る...
1人残されたバクタ...
「次会ってくれるのか......?ヨル......
クッ!、変な気犯したぜ!気持ちりぃ」
バクタは前髪を掻き上げ悪態を着いた
「あの馬鹿野郎......やっぱり殺せば良かったぜ
なぁ......夜瑠
やっぱりあいつは
笑った顔が1番だな」
そこには幼なげ笑う夜瑠の写真と
闇を抱えたヨルの写真があった
それを愛おしそうに見つめていた......