第16章 木ノ葉崩し
「くっ!!五月蝿え!!お前を殺す為に俺はぁ!」
バクタは荒々しくヨルに迫る
「バクタ......君は...強い存在と見せつけたいんじゃ無い...
誰かに"君は必要だ"と周りから愛されたいんじゃないか?」
「!!五月蝿え!俺は最強の六棟ヨル!お前を殺す!俺を見下した親や、虐めていた周りの人間が俺という存在を知らしめるんだ!俺は誰よりも強い人間なんだ!」
バクタはヨルに拳を振るう。
だがヨルはバクタの動きを見切りそっと抱きしめる。
「!!の野郎!」
だがバクタはそのヨルの行動が癇に障り、ヨルを荒々しく押し倒した。
「捕まえたぜ!最強さんよぉ!」
バクタの下にはヨルがいる......
(とうとうこの時が来たッ!)
バクタはクナイを持ちヨルへ振りかざす
「死ぬぇ!」
ザシュッ!
クナイを振り下ろしヨルへ攻撃しようとするも、肝心なところで軌道を変えヨルの左手に刺してしまう。そして自分の行動にバクタは驚く
「!」
「ほら......バクタ...もう止めろ」
「ち、違う。...違う!
も、もう逃げられねえぞ......六棟ヨル...お前を殺す!!俺の毒でなぁ!」
毒遁 毒突き!
バクタはヨルに馬乗りなり、右手に毒突きを纏う
ヨルは邪眼をした眼で、バクタを悲しく見る
ゾクッ......
(その眼だ......その眼が...俺を......クソッ!!)
「...くっ...死ねぇえ!六棟ヨル!」
毒突きがヨルの顔へ振り下ろされる!
だが......
ピタリッ
「なんでだ......よ...俺はッ...俺は.........」
バクタの攻撃がヨルの顔数ミリ前で止まる。
ヨルはバクタの右手に手を翳し
忍法 練流相殺
術を無効化にした
まるでバクタの心を溶かすかのように.....