• テキストサイズ

私が帰る理由

第16章 木ノ葉崩し


「大蛇丸......それ以上動くな...筋一つでも動けば首を跳ね飛ばす」
ヨルは殺気を大蛇丸に向ける。

「相変わらずね...ヨルちゃん」
大蛇丸はそんなヨルに不適な笑みを浮かべ、だがだんだんと目に涙を浮かべていた...悲しみからじゃない別の意味で...

そんな大蛇丸の様子をヒルゼンは見ており
「涙が出るほ嬉しいか?...それとも師である儂を殺す事に多少の悲しみを感じる心を持ち合わせておるのか?」

すると大蛇丸は拘束時左手に持っていたクナイをヒルゼンに突き刺さろうとする。


ザシュ!!


血飛沫がヒルゼンにかかる。だがその血はヒルゼンの血では無く大蛇丸だ

そうヨルがすかさず、大蛇丸の左手を刺したのだ。なんの躊躇いも無く...

「......これでスッキリしたか?大蛇丸?」
「あら?ヨル酷いじゃない?」
「そうか?眠気を覚ましただけだが?」
「ホント眠くてね...欠伸をして涙が出ただけですよ...」
「そんな事だろうと思ったわい...」

大蛇丸は拘束を解き2人と距離をおく...
ヨルも、ヒルゼンの横に並び大蛇丸を見据えた


「お前が恨みで動く男ではないのは分かっている...目的や動機もない」

「そうですね...目的なら何とくありますよ...まぁ...あえて言うなら

動いているのは面白い...
止まっているのはつまらないでしょ...

兎に角木ノ葉崩しと言う風で私が風車を回したい」

「フン...相変わらずよのォ...」
「......」

ヒルゼンはいつもの火影服と笠を脱ぎ去り戦闘服へ切り替わる

大蛇丸も変装していた服装を脱ぎ捨て、ヒルゼンに向き直る
/ 378ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp