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私が帰る理由

第5章 第七班


「ここ寄りたい」
本屋を指差し、戸棚に並んだ本を指す

ヨルはオレの手を離さず、少し前のめりになり並んだ本を眺めた。忍びの心得と記載され書籍類。趣味に特化した雑誌。そしてオレの愛読者イチャイチャシリーズを手がけた自来也様の本など.....多種多彩だ。

するとヨルはイチャイチャシリーズに手を伸ばした。オレは咄嗟に繋いでいた右手を引っ張った。その反動でヨルは後ろによろめき、オレの身体で受け止める。繋いた手を離しヨルの右肩にそっと手を置いた。

「カカシ?」
「それに興味あるの?」
「いつも読んでるから」
気になっただけだと言う。
オレの方が身長が高い為、顔を上目遣いで話すヨル
アングルがヤバいんだけど。どうも.....

「その本はダメ」
「何故?」
「んーダメ」
それでも興味がある様な顔をしている

なのでヨル の左耳を優しく甘噛みし
「後で沢山教えてあげるから」

と囁く。

ヨルも段々と今の状況が恥ずかしくなり、耳まで顔を赤らめた。
代わりと迄にはいかないが、女性に人気そうな雑誌を購入してあげた。
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