第15章 第三次試験 本選
「......サスケの試合始まる...行かないとな」
「私も戻る...」
「......ヨル...」
「何...?」
「何かあったら言って頂戴。直ぐ駆けつけるから...」
「......分かった」
カカシはキスをやめ、ニコリッと微笑むと私の頭を撫でる。そして最後にと言わんばかりに、額に唇を落とす
「んじゃ...行くね。」
カカシは背を向け、観客席へ行こうとする
「カカシ...」
「ん?」
「...気をつけろ」
「え?」
「それだけだ。じゃあね。」
私もヒルゼンの元へ向かう
サスケ対我愛羅の試合が始まる
(いよいよだな.........)
だが水面下で黒い影は静かに蠢いていた