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私が帰る理由

第15章 第三次試験 本選


「少しはやる気になった様だな。カマイタチの術!!」
大きな扇子で風を起こしシカマルに攻撃をする

ゴォォオオオオ!

「隠れても無駄だ!!」

更に大きな風がシカマルへ襲う

ゴォォオオオオ!!

凄まじい風の攻撃で、シカマルは近づけず木に隠れる

「いつまで逃げ回ってるつもりだ!」


ビュン!!

「!...クナイ!」

テマリが攻撃をしていると死角からクナイが飛んでき扇子でガード。その隙にシカマルの影がテマリを襲う


(ふ!無駄だ!この線より内側に居る限り、捕まることは......

イヤ!待て!ヤバい!!)

思いと裏腹に、扇子でつけた線よりも内側に影が入ってくる。即座に影から離れるテマリ。影は限界まで伸びピタリと止まる

「よく見抜いたな...」

「なるほど...時間稼ぎは、太陽が低くなり、影の表面積を大きくする為か...日が落ちると影が伸びる...」

「フン!」

テマリはまたしても、シカマルの攻撃を見抜く。

だがシカマルの服装が先程と違う......



「テマリ!上だ!!」


カンクロウの声でテマリは上を見る。
太陽の光で見えずらい...目を凝らし見つめると
シカマルの上着でパラシュートを作り、その先はクナイがぶら下がってる。そのパラシュートは徐々に地面へ接近...

(クナイ...?...!しまった!)

すると足元にクナイの影が出来、止まっていたシカマルの影はクナイの影を使い更に伸びテマリを襲う!

(まさか上着でパラシュートを作って、影を作るとは!大した奴だ!上に気を取られ過ぎると今度は足元が注意散漫になる...死角を作る...嫌らしい手だ!)

影がテマリを襲い続け、テマリは捕まらないようにかわしていく。

だが影は限界がある。
影は伸びきりピタリと止まる


「この手もダメか...」

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