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私が帰る理由

第15章 第三次試験 本選


会場が騒つく

「フフ...ざわついてますね」
「良い戦いだったからの...」
「いえ...それもあるでしょうが恐らく次の試合..物見高い忍頭や大名たちにとって、これ程楽しみな試合は無いでしょうから

所で彼はもうここに......?」

次の試合...
我愛羅対うちはサスケ


だが肝心のサスケが会場に現れていない。




並足ライドウはヒルゼンの元に瞬身にて現れる。

「サスケの詳細はまだ掴めません」
ライドウはヒルゼンにこっそり耳打ちする。
それを聞いていたヨルは静かに舌打ちをする
(あの遅刻魔...)

「やむを得ん...サスケは失格だ」


「...」

「うちはサスケが失格?」
風影が訪ねる

「そうせざる...おえないでしょ...」

「火影殿...うちはサスケ失格は少しお待ち頂きたい」

「お言葉ですが、忍びにおいて時を軽んじる者はどんな優秀とて中忍の資格はない
...ここに来こられている忍頭や大名たちが納得するような明確な理由でもなければ...彼を待つ理由はありません」
ライドウは風影に言う

「.........なるほど。それなら十分な理由がありますよ...」

「「!」」
「...」
ヨルは眉間に皺がよる


「私を含めここにある殆どの忍頭や大名は...
次の試合を観たいが為にここに来たようなものだ」

「しかし」

「何せ彼はあの"うちは"の末裔。それに風の国としても是非うちの我愛羅と手合わせ願いたいです」

「ほ、火影様...」

「ヨルよ」
「何?」
ヒルゼンはヨルに問う

「来るか?」

「必ず来る」

「...」

「分かった...特別にこの試合を後回しにして待つことにしよう...その様に試験官に伝えろ」

「...ハイ」
ライドウは直ぐ様ゲンマの元へ行き、伝える
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