第15章 第三次試験 本選
その言葉を初めに...赤いチャクラが...
ナルトを包む!
チャクラが弧を描く様に蠢き砂埃が舞う
「コイツ!何者なんだ!」
観客席が騒めく
「まさか!このチャクラ...」
「馬鹿な!ありえない!」
「点穴を突いたんだぞ!」
ヒルゼンは目を丸くし驚く
「このチャクラ...間違いない九尾...いつの間に」
「自来也だ」
「!」
ヨルは静か言う
「自来也が...あの子に教えた...」
更に強く激しく赤いチャクラが蠢きナルトを包む
「はぁぁああああ!!」
「行くぞ!」
「くっ!巻きついていく!」
砂煙がネジを襲う。ネジは両手でガードしないと目が開けられない程だ
砂煙が落ち着き、蠢いたチャクラはナルトを纏う。ナルトは自身の力を感じ構える
(スゲー力だ...修行の時折より...感じる...)
日向家始まって以来の天才 日向ネジ
九尾を宿した落ちこぼれ忍者 うずまきナルト
白眼と九尾
激しく対立し合う!
ナルトは凄まじい早くで、大きく跳び手裏剣を投げる
「!回天!」
だがネジは回天にて、攻撃を防ぎ今度はネジが空中にいるナルトに向かい手裏剣を投げる。
空中での回避は難しい...だが瞬時にネジに詰め攻撃を仕掛けるナルト
「なに!」
白眼で動きを見切り、ギリギリ攻撃を回避するネジ。
一時互いに距離を取り、次の攻撃へ仕掛ける。