第15章 第三次試験 本選
ナルトside
ちくしょ...ここで終わるのか...ここで...
もう無理なのかよ...
目の前が霞む。今までの中忍試験が甦るってばよ...
ゲジ眉...
ヒナタ...
『ナルト』
ヨル姉ちゃん
『諦めるな』
そうだ...オレは諦めねえ...
こんな事で諦めたら...火影なんてなれねぇ...
動け!オレの身体!
手に力を!足に力を!
踏ん張りやがれ!
「コイツ!まさか!」
ネジは自身の勝利を確信。ナルトはもう動けないと思った、だが現実は違う。目の前では立ち上がるナルト
(!馬鹿な!!)
「言っただろう...
オレは諦めが...悪いんだよ...」
「もう辞めておけ...別にお前に恨みはない」
「うるせえってばよ。ンな事言ってもこっちにあるんだよだよ」
「何?」
「なんで...なんでオマエはそんなに強いのに、全部見透かした様な目ェして、あんなに頑張ってるヒナタを精神的に追い込む様なマネにしたんだ?」
「お前には関係ない話だ」
「ヒナタを馬鹿にして宗家だが、分家だが何かあったか知ンねえけどな
他人を落ちこぼれ呼ばわりするクソ野郎は、俺がぜってえ許せねえ!!」
「いいだろう...そこまで言うなら教えてやる...
日向の憎しみの運命を!」
ナルトの思い...そしてネジの憎しみが交差する