• テキストサイズ

私が帰る理由

第15章 第三次試験 本選


「あぁあああ!姉ちゃん!カカシ先生以外とイチャイチャしてる!」

「!!」
何処からともなく、ナルトが2人の間に現れる
2人はサッと身体を離した

「チッ...邪魔が入った...まぁヨル。そうゆう事だ...」
ゲンマは別れ際に、優しくヨルの頭を撫で去っていく

「オレ...邪魔したの?」
「いや...教育に良くないものを...」
「?」
ナルトの頭を優しく撫でるヨル。

「あのさ!あのさ!姉ちゃん!オレってばエロ仙人と修行して、ほんでもって!カエルも出せるようになったんだってばよ!」
「うん...良かったね」
ナルトは久しぶりのヨルとの再会に嬉しくてつい脈絡のない話をしてしまう。
だがそんな必死なナルトを微笑ましく見つめながら話を聞くヨル。実は陰ながら見ていたが、その事実は伏せる

「強くなったのは感じたよ」
「ほんと!?」
「嗚呼...ナルト、本選頑張れよ」
「......お、おう!」
「どうした?」
らしくないぞ?さっきとは打って変わっての雰囲気。何故か不安な様子なナルト。いつも元気なイメージが強いナルトだが、緊張なのか?様子がおかしい。

(私もさっきまでアレだったから、人の事は言えんな...)

「姉ちゃん...」
「ん?」

「みんな嫌な目してやがるってばよ」

日向ネジや我愛羅...数々の強敵がナルトを待ち受けている。
だが皆がナルトみたいに元気に振る舞えない...強さの先にある、感じるものは孤独や痛み...
育った環境で手に入れた強さの源...
それらを感覚で感じるナルトは、少し怖気付いてる様だ
/ 378ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp