第15章 第三次試験 本選
「!」
ポタリッ
千本地面に落ちる
ヨルはつま先立ちをし、ゲンマの顔に近づき......
...優しく互いの額を合わせた
「本当に...ありがとう...ゲンマ...」
綺麗な笑みを浮かべながら言うヨル
「!...お前!そんな事するな///」
「ん?」
「抑えられねえ...」
ちゅっ
ゲンマは至近距離で見るヨルの綺麗な笑顔にやられ理性を失い、可愛い唇にキスをする
「ん!////」
「ちゅっ...ヨル。やっぱオレの女になれよ...」
「げ、んま...」
初めは啄むようなキス...だがキスをする度にヨルの吐息が溢れる。妖艶な魅力に犯されていくゲンマは、ヨルの下唇をペロリと舐める。
「はずかい...///」
「ヨル...」
恥ずかしさから、頬が赤くなるヨル。そんな可愛いらしい姿を見てはゲンマは止まらない。
(もっとだ...)
ヨルが逃げない様に、後頭部と腰に手を添えグッと顔を引き寄せる。
啄むようなキスから、徐々に感情が昂り舌で唇を舐めそっと口腔内へ侵入...。
「......くちゅっ...ん、ちゅ...ゲン...マ。もぅダメ...」
ヨルは両手で静止を促すが、ゲンマは止まらず、激しく舌でヨルの舌を絡め犯す。
「ヨル...。可愛いな...」
「......ん!っそんな、...無い、...ちゅ!」
いやらしいリップ音が2人を包み込む...
それは余りにも淫らで特別な空間...
「...ちゅ、はぁはぁ...ヨル」
ゲンマはキスを止めヨルの下唇を親指で優しく拭い、強く抱きしめる
「ゲンマ...こんな......事...」
「......」
キスの余韻からか静かに2人の息遣いが響く