第5章 第七班
日も傾き始め、そろそろ帰るぞとカカシの声で帰路につく。ヨル前を歩いているのはカカシ、ナルトとサクラで何やら話し込んでいる
「でさぁでさぁ、カカシ先生とヨル姉ちゃんってぶっちゃけ付き合ってんの?」
「さっき押し倒しちゃってるし!私もサスケくんにされたい(キャー!)」
明るいナルトと乙女なサクラ+内なるサクラに質問攻めに合うカカシ
「ハハハ.....まぁ色々あるのよ.....」
段々とタジタジになり、変な冷汗が出ている。
その数メートル後ろでヨルとサスケが、ゆっくり歩く。
「ヨル 」
「?」
ヨル はサスケに背を向けており、そのまま足を止めた。
「元気そうで良かった」
「サスケも」
「オレの目的はあの頃と変わらないからな」
その言葉にヨル は足を止めた。
「イタチへ復讐?」
「あぁ.....」
「別に止めやしない。お前の人生だからな」
「..........」
「だが..........」
あの日の記憶.....
『ヨルさんすいません.....
俺は貴女を縛ってばかりだ.....』
思い出すのは、悲しみを帯びた写輪眼
「ヨル?」
「いや、何でもない」
ヨルは空を眺めていた。艶やかな黒髪が風によりふんわりと靡いた
唯それだけの事なのに、ヨルの妖艶な雰囲気に魅了されてしまうサスケ。
(昔も今も変わっちゃいねぇ///)
「サスケまた修行に付き合ってやる」
「本当か?」
「あぁ.....だが復讐の手助けの修行ではない。お前自身の身を守る為に力をつける。大きな術はカカシに聞け」
「あぁ.....ありがとう」
ヨルとサスケは、話をしながら歩く。
その姿をカカシは見ていた。