第14章 ※束の間ひととき
「ならヨルよ......儂が居る木ノ葉は好きか...?」
「......嫌いじゃない......多分」
「その言葉を聞いただけでも、火影としてやってきた甲斐があったの...」
「何言っての?まだ働けよ?私はまだアンタに何も出来ていない...」
「それじゃあ...中忍試験が終わったら...少しばかりの休暇取ろおかの...」
「......考えとけよ?私から日頃の感謝を込めてプレゼントだ」
「うむ......一つあるじゃが...
ヨルにしか頼めぬことが...」
「ん?」
ヨルは持っていたお茶を置き、ヒルゼンに向き直る。ヒルゼンもお茶置き
ガシっ!
「!」
ヨルの腕掴み自らに引き寄せ、真剣な表情で言う
「火影と右腕ではなく...
1人の男と女として......温泉にでも行くか?」
いつものヒルゼンの顔じゃない...
そこに居たのは男の顔
「......何言ってんだ?最近流行の年寄りの冗談か?」
アスマに怒られるぞ?ヨルは冗談ぽくそう言いそっと身体を離しヒルゼンの横に座り直す
「やはり一筋縄ではいかん女子じゃな」
「うるさい」
2人は笑い合う