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私が帰る理由

第14章 ※束の間ひととき


数日後...
明日は本戦。カカシとサスケは最後の仕上げに入ってた。

「サスケもう一度だ」
「......はぁはぁはぁ...くっ!千鳥!」
サスケは術を発動させカカシへ攻撃を仕掛ける。


そんな2人の様子をヨルは影ながら見守っていた。

(大分出来上がってきたな...お弁当...そっと置いておくか...)
サスケの成長に口元が緩む。ヨルは2人の邪魔をしない様にそっと退散しようとした

「!!...サスケ...少し休憩だ...お腹空かない?」
カカシはニコッと笑った
「まぁな...」

「ヨル...来てくれたんだ」
カカシは嬉しい気持ち出来るだけ抑え、物陰に隠れるヨルへ言う

「(バレた......)嗚呼...約束だったからな。ほら...お弁当」
ヨルは2人に差し出す




「ヨルのご飯美味しい」
3人はお弁当を広げて頬張る。中にはサスケの好きなおかかおむすびや、トマト...カカシの好きな秋刀魚の塩焼きを食べやすいサイズにカットし入れていた

「良かった。サスケ...ゆっくり食べな...口にご飯粒付いてる」
ヨルはサスケの頬に手を伸ばしご飯粒を取る。

「!...自分で出来る///」
「そう言うところは昔と変わらないな」

ヨルは微笑ましくサスケを見つめた

「ご馳走様...オレは修行の続きをする」
サスケはそう言い、瞬身にて姿を消した

「...せっかちなんだな」
「アイツなりにオレ達に気を遣ったのよ...」
「え?」
ヨルとカカシはご馳走様と両手を合わせお弁当を片付けた





「ヨル...」
カカシはヨルを横に抱き、膝上に乗せる

「カカシ?」
なんだ?と言う様に首を傾げる

「会いたかった...久しぶりにヨルの匂いだよ...」
カカシはヨルの胸元に顔をうずくめ匂いをかぐ。そんなカカシの行動に嬉しくもあり恥ずかしい

「ば、バカ!カカシ!サスケが近くにいるんだぞ!」
「だから言ったじゃない...アイツなりに気を遣ったって...」
「むぅ...」
「ヨル...会いたかった...。ホントに...
ねぇ...ヨルからキスして?」
「ん...」
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