第14章 ※束の間ひととき
「待て!ヨル。我愛羅の事は驚いたが、何故そこまでして!」
「我愛羅と同じぐらいの子....ウチにいるんだが、その子も一時は色々と悩んでいたんだ.....」
ヨルの脳内に浮かぶのは、太陽の様に笑う金髪に碧眼の少年の姿
「.....」
「だからそんな子を見てるとほっとけない...唯.....それだけ...」
少し悲しそうな表情のヨル
「じゃあね。私は用が済んだから帰る」
「..........」
「そうそう言い忘れてた....
次に人と会う時は血の匂い消せよ.....
じゃないと....."同僚を殺したんだな"と思って
アンタを殺しそうになる」
ギロリッ!邪眼でバキを見つめる
「!」
「じゃあね....あまり人の里で暴れるなよ」
ヨルはそう言い、バキに背を向け去る