第13章 第三次試験 予選 part2
予選会場では、本戦試合のトーナメントが振り分けられていた。
ナルトはネジと対戦
サスケは我愛羅と対戦
「.....というわけでじゃ.....本戦は一ヶ月後。それまで対策を練るなり、休むなり自由にするがよい。ではご苦労じゃった!一月まで解散!」
各々が散らばる。
「ヨル姉ちゃん!修行見て欲しんだってばよ!」
ナルトがヨルに駆け寄る。
「すまない...見てやりたいんだが、暫くヒルゼンから任務が与えられてる」
「えぇぇええ!」
「カカシに..........まぁ聞いてきな....」
ヨルの中では、カカシはサスケに当たるだろうと思い言葉に詰まる
「オレってば強くなんねーといけねえのに!」
そう言いナルトはカカシの元へいく
「.....サクラ」
「ヨルさん.....」
「.....サスケの事は気になると思う。だが今は治療してるから取り敢えず安心しろ。お前も疲れただろ?今日は家に帰りな」
ヨルは優しくサクラに諭す
「.....うん。.....ヨルさん、サスケ君をお願いします.....」
「..........」
「ヨル」
「なに?ヒルゼン」
「カカシから連絡があった。サスケの護衛についていた暗部は薬師カブトの手で皆殺しにあったそうだ.....」
「.....そうか.....彼らには.....悪いことをした.....」
ヨルはそう言い、殺された暗部を思いながら祈る様に天を見る
(どうか.....安らかに.....)
ヒルゼンに背をむけている為その表情は分からないが、ヒルゼンはヨルの考えを察した
「ヨルよ.....大蛇丸の件もある。お前には特別任務に当たって貰う」
「分かった」
波乱を巻き込んだ第三次予選試験。
本選は一ヶ月後.....