第13章 第三次試験 予選 part2
勝ち抜いた9名の忍び.....サスケ以外が2階に集まりヒルゼンから本戦の説明がされる
「ヨル.....オレはサスケの様子を見てくる.....」
カカシはこっそりとヨルに耳打ちをした
「.....分かった.....」
(何も無ければいいが.....)
その頃.....
二つの怪しい影が密談をしていた.....
「あの九尾の子と接触がサスケ君の目的と心を変えている様ね.....
それだけサスケ君への影響力を持つ子だからね.....早く引き離す事に越した事はないは.....
早く私色に染めないと.....」
「!」
「カブト.....私を止めたいなら.....今サスケ君を殺すしかないわよ.....」
「.....」
「冗談よ.....お前を信用してるから.....」
「..........」
カブトはニヤリと笑いその場を後にした
(フフ.....あの顔.....何を考えてるのやら.....)
「カブト.....ひょっとするとホントにサスケ君を殺しちゃうかもね.....」
「そんな事したら.....
"最強さん"怒り狂うぜ.....大蛇丸様よ.....」
柱の影からゆっくりと姿を現す1人の忍び
「あら.....バクタじゃない?ヨルちゃんに敗れたのか悔しいの?」
「けっ!最強さんの力を見るために、戦ってこいって命令したのはアンタだぜ」
「あらあら.....言うじゃない.....最後は本気で殺す気だった癖に.....」
「結果的に破れたがよ。まぁ今回は余興に過ぎねぇよ.....」
「..........」
「次は..........
必ず俺の手で.....」
ニヤリ.....
その奇妙な笑みに大蛇丸は少しの間無言になる
「バクタ.....一つ忠告しておくわ.....
ヨルちゃんの身も心も.....
私の者なのよ.....
死にたくなかったら、大人しくしていなさい」
バクタをギロリッと睨む大蛇丸
「あの伝説の三人の大蛇丸様がここまで肩入れをするなんてな.....まあその"忠告"とやらは取り敢えず受け取っときます」
俺もまだ死にたくないんでね.....大蛇丸に背を向け手を振りながら後にするバクタ。