第5章 第七班
火影室
「ヨルが帰ってきたそうだな」
「ここに来てくるなんて珍しいのぉ.....
ダンゾウ」
志村ダンゾウ
木ノ葉の暗部養成部門「根」の創設者でありリーダーを務める男。忍びの闇の代名詞的存在
「暫くヨルはカカシの元におく」
「九尾とうちはの子守りの為か?
若しくは、ワシと接触させない為か?」
「..........」
「まぁよい。いずれ
ワシの伴侶となる身だ」
「ダンゾウ....そろそろヨルを解放してやってくれんかの?」
「ヒルゼン....違うなヨル自らの申し出だ」
二人の間に張り付いた空気が流れる
「犠牲無しでは平和は保たれん」
そう言うとダンゾウは、杖を突きながら火影室を出る。
ヨル.....
儂の右腕として側に置き、出来るだけダンゾウとの接触をさけた。
『私がダンゾウの眼になる.....それで皆が救われるなら』
『気にするな。それが里を守る正しい選択だ』
昔、ヨルが儂に言った言葉.....昨日のことの様に覚えておる
「頼んだぞ.....カカシ.....」