第13章 第三次試験 予選 part2
「おい。そこの落ちこぼれ」
「!」
ナルトはネジは見る
「お前に二つほど注意しておく。忍びなら見苦しい他人の応援などやめろ!
そしてもう一つ..........
所詮落ちこぼれは、落ちこぼれだ。変わりなどしない!」
「!.....試してみるか?」
「フン!」
ネジは不敵に笑い、その表情に苛ついたナルトはネジに走り出す.....だが
ザッ.....
2人の間にリーが止めに入る
「お、お前!」
「ナルト君の気持ちは痛いほど分かります.....しかし勝負はちゃんとした試合で行うべきです!
落ちこぼれが天才を.....努力の力で打ち負かす。本戦が楽しみじゃないですか!
もっとも彼の相手はボクかも知れませんけどね。もしナルト君だったとしても恨みっこ無しです」
「..........分かったってばよ」
「争ってるところ悪いが.....ヒナタ、ヤバいぞ」
「「「「「「「!」」」」」」
ヨルが静かに言う。
「早く医療班を呼べ。取り返しのつかない事になる」
「ヨル!」
「心室細動を起こしている.....」
「!」
ヨルの言葉に、紅はネジを睨む
(殺すつもりだったのか!)
「オレを睨む前に、彼女を診た方がいいですよ」
「医療班!何をしてるの!早くきて!」
紅が急かす様に声をかける
ヨルは周りに一切目もくれず、黙々と治療を開始。
医療忍術を発動させる
ヨルとヒナタの元へ医療班が到着。
「ヨル様変わります!」
「..........家族にも連絡だ。他の医療班へAEDの準備をする様に声掛け。CRPを行う。
ハヤテ。暫く試合は中止しろ。今怪我人が出ても対処しきれん。ヒナタは全医療班で対応する」
「「了解!」」
「ヨル....」
「大丈夫だ。可愛い教え子は死なせない。私も暫くここを離れる」
「ヨル様!準備出来ました!」
「そのまま運べ。運びながら処置をする」
ヨルはヒナタへ付き添い、会場を後へする
「ぜってー勝つ!」
ナルトの気合いの言葉を聞きながら.....