第13章 第三次試験 予選 part2
「では次の試合を始めます」
掲示板が動き出す
ひゅうが ヒナタ
vs
ひゅうが ネジ
(ヒナタ.....)
(なんとも.....面白い対戦になったもんじゃ.....)
他の上忍達も険しい空気になる
(宗家と分家の対決.....か.....)
ヨルもその1人
決して穏やかな対決では無い
ヒナタとネジは向かい合う
「まさか.....貴方とやり合う事になるとは.....ヒナタ様」
「ネジ兄さん.....」
観客席
「え?あの2人兄弟なのか?」
ナルトは2人を見る
「アイツら木の葉で最も古く優秀な血の流れをくむ名門。日向一族の家系だ。だが、兄弟じゃないよ。」
カカシは説明する
「じゃあ、どういう関係?」
「ヒナタは日向家の宗家。ネジはその分家だ」
ヨルも答える
「宗家と分家?」
「親戚同士の対決ね。やりずらいわね.....あの2人.....」
「はい。ですが、あまり良い間柄では無いようで.....
うちはや日向など古い名門の種族には、一族特有の技や能力があります。その技を伝えるために日向家に掟があります。その掟には宗家に有利な掟があるようです。
ボクも余り詳しく知りませんが、その掟のせいで宗家と分家の間には色々あるそうです」
リーも説明を加える
「!.....そしたら姉ちゃんの一族もなんかあるのか?」
ナルトはヨルを見て尋ねる.....
「.....無いわけじゃ無い。
だが私の一族.....六棟一族と二院一族は昔に滅んでいるんだ。だがら私しかいない」
「「え!」」
ナルトとサクラは驚きを隠せない
「アンタ!もう少し慎重に聞きなさいよ!」
サクラはナルトを叩きながら怒る
「サクラちゃん.....」
「大丈夫だ。サクラ.....
私が幼い頃の事だ.....余り深い思い出もない」
ヨルは涼しげに答える
「お!始まるぞ」
カカシが話を逸らし試合を始まる事を伝える
「試合の前に忠告だ。
棄権しろ。貴女に忍びに向いていない。
.....貴女はやっぱり宗家の甘ちゃんだ.....
人は決して変わる事などできない!!
落ちこぼれは、落ちこぼれだ。
その性格も力も変わりはしない」
(アイツ..........)
そのネジの鋭い言葉に観客席のナルトは、何が思うことがあり怒りで震える