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私が帰る理由

第13章 第三次試験 予選 part2


「それでも、うちのキバと赤丸の成長はそれ以上かもね」 

「ナルト...赤丸.....返してもらうぜ」
そう言い、キバは赤丸へ兵糧丸を投げ、食べさせた
赤丸は、名の通り毛が赤くなりナルトから離れる

(キバの奴.....これで終わらせるつもりだな)

「行くぜ赤丸!!擬獣忍法!獣人分身!」
キバの上に赤丸が乗り、赤丸がキバには変化する。

「ヴヴ.....」
キバは唸りナルトを見据える


「これで終わりだ.....四脚の術!!」
キバは激しくナルトを襲う
だがナルトはキバの速さに着いてこれず隙を作ってしまう

「隙あり.....獣人体術奥義。牙通牙!!」
擬人化した赤丸と共に体を高速回転させ、ナルトへ体当たりをする

「ぐぁあああ!!」
ナルトはモロに攻撃を喰らい、身体が宙に飛ぶ

ナルトはそのまま地面に叩きつけられ血反吐を吐く

「この辺が実力の差て奴だ」
キバは勝ち誇った様に言う



「オレは.....火影に...こんな所で.....」
ナルトは這いつくばりながらも決して諦めない

「お前が火影?このオレより弱いのにか?火影ならな、このオレがなってやるよ!!
お前本心じゃ火影になれるなんて思ってねぇ癖に、強がってんじゃね!!」
キバは高らかに笑う



ナルトside
『ナルト.....火影になれ』
誰でもない。初めてオレを真っ直ぐ見てくれたヨル姉ちゃん.....
誓いの拳.....
今でも覚えてるってばよ

『君はなれる.....私は信じてるから』
里の奴らに腫れ物扱いで、ずっとひとりぼっちだったオレに手を差し伸ばしてくれた....

あの時の言葉.....オレは忘れねぇ.....

だからこそ、キバに火影の名で馬鹿にされんのはスゲー嫌だ

オレは火影になるんだ!
こんな事で負けられねえってばよ!!


「立て!ナルト!」
サクラちゃんの声.....
そうだってばよ。
今は皆が見てくれてる。

『絶対に諦めるな』
オレはゆっくり立ち上がった


「キバ.....オレと火影の名を取り合ったら.....
お前負け犬になんぞ」
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