第13章 第三次試験 予選 part2
サクラといのは向き合う
「まさか.....サクラ、アンタとやり合う事になるなんてね.....」
(いのはくノ一ルーキーの中じゃ、抜きん出てるからな。
サクラ相手に本気で行けるか.....または出来るのか.....)
いのの担当上忍アスマも心配そうにしている
「試合開始です」
ハヤテの言葉で始めった
2人の攻防に見守る観客席
「カカシ.....」
「嗚呼.....まぁ見守るしかないね」
2人の動きは、はっきり言って戦いの動きでは無い
いのの拳が鳩尾に入り怯むサクラ
いのは、拳に力を入れサクラに仕掛ける.....が
咄嗟に平手に変わる.....
サクラ相手に中々本気になれない、いの
それ様子に気づくサクラ
暫く沈黙が流れる.....
「今となっては.....
アンタとサスケ君を取り合うつもり無いわ」
「なんですって!」
「アンタより、私の方が強いし。眼中に無し!」
「.....くっ、サクラ!アンタ誰に向かって口聞いてるのかわかってんの!」
どうしても、いのは、昔自分を追いかけてた泣き虫サクラを思ってしまう。
「なんかさ、なんかさサクラちゃん言い過ぎだってばよ。いのの奴スゲー目してるし」
「ん〜違うな。サクラは悪戯に自分の力を誇示したり、人を傷づける子じゃ無い.....いのに容赦されたり、手加減されるのが嫌なんだよ。」
カカシは2人を見つめる
サクラside
アカデミー時代、いのに言われた言葉が脳内に浮かぶ
アンタが蕾のまま枯れちゃうのは勿体無いかからよ
花は咲かなきゃ意味ないでしょ.....
もしかしたらそれは
どの花よりも.....
綺麗な花かもしれないしね.....
いの.....
私は、ずっとずっと
あの時貴女がくれた言葉を信じてやってきた。
本当にそうだったらいいなて.....
綺麗な花を咲かせられたらいいなて、思いながら信じて.....
ずっと.....貴女を目指して、貴女の様になりたくて
貴女を思い.....追いかけて此処までやってきた。
おかげで今此処に私が居る
だからいの
本気で戦いたいの
本気の貴女を超えないと意味ないから。
私は眼に決意と言う光を宿し
額当て額に装着した。