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私が帰る理由

第13章 第三次試験 予選 part2


「なんであの2人熱くなってるんだってばよ」
ナルトは不思議そうに眺める。

そのナルトの様子に、カカシは見ていた
(あーあ。サスケに突っかかってる自分の事は、全く分かってないのね.....コイツ)
「まぁ!ライバルってのは不思議なものって事だな.....」
そう言い、カカシはガイヘ手を振る


(ライバル.....か....)
ヨルは表情を変えず、ある昔を思い出して居た。



回想

青々しい草原で、2人の幼いくノ一が向かい合う
1人はヨル
そしてもう1人は.....のはらリン

『私はカカシの事が好き!でもカカシはヨルにしか向かない。私には振り向いてくれない.....
それでも好きな気持ちはヨル!貴女に負けないから!』

『リン.....私はカカシの彼氏でも況してや、好きでもない。
唯の幼馴染だ。
リンは私より何倍も素敵な子だよ。だから』

『!.....それでも!それでもカカシはヨルの事が好きなのよ!
私は....大好きな彼を取られたくない!
だからヨル!貴女は私のライバルだから!』
『リン.....』





道中
『ヨル帰るよ。カレー作ってるから。ヨルも食べて帰るでしよ?』
幼いカカシはヨルの手を繋ぎなぐも、ヨルは優しく振り解く

『ヨル?』

『カカシ...。ライバルって何?』

『え?どうしたのよ?』

『ライバルって険悪な関係の事を言うのか?』

『.....違うな。ライバルってのはお互いに力を高めあったり、競い合ったり、時には家族以上に大切に思い合ったり....まぁ。不思議な関係だよ.....』

『不思議な...関係.....』

『そっ!後はお互いを認め合うのも

ライバルって意味じゃないかな』

『認め合うか....。
リンとちゃんと向き合わないとな.....』

『リン?』

『何でもない。それだとカカシと私はライバル関係?』

『そうとも言えるが.....オレ的にはそうじゃないかもしれないね.....』

『ん?』

『オレにとってヨルは.............』


回想終了
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