第12章 ※第三次試験 予選 part1
右手に雷切を発動させる
「幾らアンタが伝説の三人でも、今のオレならアンタとさち違うぐらい出来るぞ!」
「ぐぅ.....ふふ.....はははぁあ!」
大蛇丸がオレの馬鹿にする様に高らかに笑う
「何が可笑しい?.....」
「する事言う事、全てズレてるわね」
「何?」
「そんな封印しても何も意味がない。分かるでしょ?
サスケ君は目的の為なら手段を選ばない。どんな邪悪な力でも力を求める。その素質を持っている復讐者なのよ」
イタチへの復讐か....
「そこに漬け込んだのか?ならヨルはアンタにとって.....」
「あら?カカシ君.....ヨルちゃんの事何も知らないのね?」
「!!」
そうだ.....オレは知ってる様で
何も....知らない.....
「何か....知ってるのか.....?」
「そうね...カカシ君の疑問を払拭できるぐらいの事知ってるんじゃないかしら?
だって.....
私とヨルちゃんの間柄だもの.....」
オレの疑問.....
六棟ヨルとは一体.....
オレが1番近い存在だと思っていた。
なのに何故コイツは知ってると言い切れる.....?
分析したいが、怒りと緊張感で思考が回らない
「いつか彼らは私を求める。
それとワタシを殺すですって?出来ればの話だけど.....」
ゾグッっ..........
大蛇丸の殺気.....
なんだ.....震えが止まらない。
さち違える?馬鹿かオレは.....
「ヨルちゃんを手に入れる為には.....
カカシ君.....貴方邪魔ね....
悪いわね。ヨルちゃん」
更に大蛇丸がオレに近づく.....
やばい.....このままじゃ!!
シュッ
大蛇丸の頬を掠め一筋の光が飛び出し
オレと大蛇丸の間に三叉槍が刺さる
この三叉槍...
間違いない
安心感からか震えが止まる
「大蛇丸.....言ったはずだ.....
大切な者を傷つけるなら、容赦なく貴方を殺すと」
影から現れたのは、この場にいて欲しくない愛しい人