第12章 ※第三次試験 予選 part1
「でも悪いけど....
カカシ君には様無いのよ....
あるのはその後ろに居る、うちはの子
それと...可愛い可愛い邪眼の子.....」
舌なめずりをしながら言う大蛇丸。
邪眼の子...
そんなのオレが知る限り
この世に1人しかいない
ヨルだ
舌なめずりしてる大蛇丸を見ると、まるで死の森での出来事を思い出してるようで、苛立ちが積もりだす
「何故サスケと
ヨルを付け狙う?」
「フン...君はいいわよね。昔それ持ってなかったじゃない?」
「?」
「その左眼の写輪眼」
これは親友からのものだ...
土足で過去を踏み荒らされてる気分だよ。
「.....」
ヨルの事と言い、サスケの事と言い.....
殺意が芽生え、拳を握る。
「私も欲しいのよ...うちはとヨルちゃんが.....」
「目的はなんだ?」
「最近出来た音隠れの里.....あれは私の里でね。これだけ言えば分かるわよね?」
「降らない野望か.....」
「あらあら言うじゃない。でもその為には色々な駒が欲しいのよ」
「サスケとヨルはその駒の1人ってわけか?」
「違うわ。サスケ君は優秀な手駒ね。
今試験で戦ってる彼らは私の捨て駒
後、カカシ君....ヨルちゃんは駒じゃないわよ。
私の側に置きたいだけ.....可愛いく愛でたい....
言うならば、貴方と同じ感情かもしれないわ」
同じ....感情だと?
徐々にオレとサスケに近づく
大蛇丸が一歩一歩近づく度
怒りと殺意が湧き上がる
サスケ.....
ヨル.....
オレの生徒と.....
大切な人.....
浮かぶのはヨルの顔
「サスケとヨルにそれ以上近づくな!!」
雷切!