第12章 ※第三次試験 予選 part1
「なぁヨル姉ちゃん.....」
「なんだ.....ナルト」
「そう言えば試合中に、サスケの首に変な傷みたいなもの見えなかった?」
「...............(サスケの性格とナルトの性格を考えると、黙っておいた方が吉か....)
いや、見てないな」
「ふーん。サクラちゃんは?」
(.....サスケくんに黙ってろ言われたし...)
「.....私も分からない」
「そっか。」
2人のやり取りを静かに見つめるヨルだった
「えーそれでは、第2回戦を始めます」
ハヤテの言葉に掲示板が動く
ザク・アブミ
vs
あぶらめ シノ
両者が向かい合う
「では始めて下さい」
ハヤテの言葉に試合が開始となった
片腕が使えないザクと蟲使いのシノの戦闘が始まった。
だがヨルは向かいの観客席を見渡す
ポンッ
音隠れ上忍が静かに消える
「..........」
「ぐぉぉおおおお!!腕がぁぁあ!!」
ザクの苦痛の叫びが会場を包んだ
サグの斬空波発射口に、シノの蟲が詰め込まれていた
ヨルはシノの勝利を確信し瞬身の術で消える