第12章 ※第三次試験 予選 part1
「いやったぁ!!」
ナルトの嬉しい声が会場を包む
サスケは呼吸が荒く後ろへ倒れそうになるが.....
ボンっ!
カカシがサスケの背後に周り、右足でサスケを支える
「まぁ。よくやったな」
「フン....」
サスケはほくそ笑む
「サスケってばダセエ勝ち方しやがって!ボロボロじゃねぇか。ばーか!」
「サスケ君...」
第7班は、ほっと一安心した
ヨルも少しだけ口角が上がる
他の下忍や上忍も其々思いに耽る
「うちはサスケ....
我々医療班も最善の治療をさせて頂く」
「君達じゃ畑違いなのよ...」
「?」
「コイツはオレが預かるから...
サスケ...これから奥へ連れてって
呪印を封印する」
「予選が終わるまで待ってくれ。本選に残る奴の試合が見たい」
カカシとサスケはコソコソと話している。
「ダメだ。そう熱くなるな。これ以上ほっとけば、取り返しのつかん事になりかねないからな。二度も我儘は聞いてやんない」
サスケは渋々動き出し、2人は別室へ向かう
カカシはヨルを見て目で語り
ヨルはカカシを見た
(何かあったら言って頂戴)
(了解.....)
ヨルは2人を見送り、向かい観客席にいる音隠れの担当上忍を険しい表情で見つめた...
「....」