第12章 ※第三次試験 予選 part1
「ゴホッ....それでは、これより中忍試験 第三次試験予選 第1回目を発表します」
そう言うと、掲示板が動き出す
あかどう ヨロイ
vs
うちは サスケ
「では、掲示板に示された2人は前へ.....」
「.....サスケ.....こっち」
ヨルはサスケの腕を掴み、皆んなの輪から離れた
「ん?」
「なんだってばよ?」
「?」
「カカシから色々聞いたか?呪印の事とか....」
「聞いた。いちいちオレのチャクラに反応しやがる」
「.....まだ呪印痛む?」
「.....」
サスケは左肩を抑える。強がりの性格のサスケの事だ。弱音は吐かないだろと察した。
「診せて.....」
右手で、少し服をはだけさせると呪印が見える。それをヨルは親指で優しく拭う
「/////」
純粋に心配しているヨルとは違い、サスケは嬉しさと恥ずかしさで支配される
左手をサスケの額に翳し
医療忍術
医療忍術で、サスケを癒す
「..........気休め程度だが、少しはマシになったか?」
「.....嗚呼.....さっきより痛みが引いた」
(温かい...ヨルの優しさが伝わるようだ)
「大蛇丸に会ったんだろ?何言われた?」
「オレが必ず大蛇丸を求めるだとよ」
「..........」
ヨルは眉間に皺を寄せ、サスケを優しく抱きしめた
「!」
「..........今は大蛇丸の言葉は忘れろ」
「分かってる。ヨル.....オレが心配か?」
「うん....心配。でも....サスケは出来る子だから」
「知ってる」
微笑するサスケ
「頑張ってこい」
サスケの背中を優しく押す