第12章 ※第三次試験 予選 part1
「カカシ.....ヨルのあの術はなんだ」
サスケは興味本位で聞く。
「あれが、二院一族の血継限界
ヨルのもう一つの術 白壁だ」
「邪眼に、白壁.....いいなぁ。
もっと俺にお前の強さを見せてくれ!」
そう言うと、バクタは天上まで飛び上がり
多重毒雨降り
さっきより三倍の毒雨降りが、ヨルへ降り注ぐ。
逃げ場の無い毒の雨。しかしヨルは眉一つ動かさない
「白壁」
ヨルは再度攻撃を防ぐ.....が
ジュー
毒は白壁を溶かし始める
「さっきよりも更に強力だ!
このまま、俺の毒の餌食になれ!」
「ぐっ」
ドンっ!!
会場に毒雨降りが充満する
「ヨル姉ちゃん.....」
「ヨル.....」
会場に緊張感が走る。
バクタは天上からゆっくり降り、地に足を着く。
「審判さんよ。最強さんは完全に溶けたぜ
この勝負、俺の」
「勝ちだと思ったか?」
一瞬にして、ヨルはバクタの背後に背を向け立つ
「!!!」
バクタは驚き、ヨルと距離を取りお互い向き合う