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テニプリ【月夜に誘われて】裏 18禁

第7章 ムード作り  * 真田 弦一郎


感動しているようだな
では、とっておきのヤツを……

「……俺からの愛の囁きだ」

耳もとで囁いてみる
これで、ばっちりであろう

感動して声もでんのか

流石が、俺だな。

そして、抱きしめる
力を込めて

嗚呼……
髪の毛だろうか
良い香りがするな

力をほんの少しだけ緩め、キスをしようと顔を近づけていくと

ぱしっ

の手の平で、口を押さえられてしまったんだが

何故だ?
何故、俺を上目遣いで見つめているのだ?

まあ、それも可愛いのだが

「弦一郎……」

「気に入ったか?俺のムード作りは」

「はあ~」

大きな溜め息とともに座り込む
目線を合わせるように俺もしゃがみ込んだ

「弦一郎……」

「どうしたのだ?言いたい事があるならハッキリと言わんか」

「……色々と残念なんだけど」

残念?

「でも、コレって私の為……なんだよね?」

「勿論だとも!お前に喜んでもらいたくて
俺なりに一生懸命にだな…!?」

突然、の唇によって俺の言葉は消されてしまう

「ありがと(まあ、かなりの勘違いだけど。弦一郎なりに一生懸命やってくれたんだもんね)」
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