第6章 修行の成果 * 真田 弦一郎
さっそく、布団敷き
枕もとには、ティッシュとコンドーム、そして大事なストップウォッチを用意する
「布団、よし!ティッシュ、よし!コンドーム、よし!ストップウォッチ、よし!」
指差し確認をしながら、準備は万全だ
「弦一郎……?もしかして、やる気満々?」
「もちろんだ!修行の成果を見て欲しいと言った筈だが?」
の腕をとり、布団に誘導し横たえる
此処までは、順調だ
キスをしようと顏を近づけると、顏をそむける
「どうしたのだ?」
「ん……何でもない」
この時のの気持ちを俺が、理解していれば……
それに気付くのは、すべてが終わってからであったんだが
早く、修行の成果を見せたくて、のくちびるにくちびるを重ねていく
キツく閉じられたくちびるに、舌でノックするコト数回
ようやく、開かれた口内に舌を侵入させていく
何度となくキスを重ねてはいるのだが
その心地よさ
……たまらんっ