第6章 修行の成果 * 真田 弦一郎
「今日家に来てくれ」
「何で?」
彼女を家に呼ぶ理由は、1つしかないであろう
「うむ。修行の成果を見て貰いたい」
「修行?」
怪訝そうな
そんな顔をするな
心配するようなコトはない
俺は、を喜ばせたい一心で、この1ヶ月、滝修行を積んだんだからな
辛い日々であった
来る日も来る日も、俺も
俺の分身にも、滝修行を課した
それもこれも、愛するの為と思うからこそ、成し遂げたのだ!!
男、真田弦一郎!
ひと皮剥けたところを、いざ
披露だ!
「というわけで、家に来てもらいたいのだが……」
「弦一郎の心の声の事情が、よく分からないんだけど……」
苦笑しながらも
「いいよ。遊びに行ってあげるよ」
快く了承してくれる
俺にすべてを任せてもらおう
決して、の期待は、裏切らない!