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テニプリ【月夜に誘われて】裏 18禁

第5章 初めての • • •   * 真田 弦一郎  


突然、声をあげ下着から、手を抜く。
ガマン汁にびっくりとしたようだな。

このチャンスを逃してなるものか!

の腕を引き寄せて、体制を入れ替える
今度は、俺が見下ろす番だ。

「……さなだ?」

「お前は、いつまで俺の事を『真田』と呼ぶのだ?」

気付いていた。が、キスをしない俺に不満を持っていたことは。
でも、俺だって不満を持っていたのだぞ?
キスをするタイミングは、名前呼びをしてくれた時にしようとしていたのに!

仁王のせいで、台無しだ。
奴には、後できっちりと制裁をせねばならぬが……
今は、目の前にいるに制裁をせねば、なるまい。

「いつまで待てば、いいのだ?」

わざとくちびるを外し、頬やおでこ、耳に口付けをしていくと、身体を小さく跳ねあげる。

「えっ…ん……なま……え……?」

「そうだ……名前だ」

の後頭部に手を差し入れ、髪の毛をキュッと掴み、顎をあげさせる。
持ち上がった顎にキスをする。

「げん…いちろう……」

躊躇いがちに呟いたの声が、照れたように微笑むその顔に、愛おしいさが募り
キスを求める。
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