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テニプリ【月夜に誘われて】裏 18禁

第4章 ツンデレな幼なじみ * 宍戸 亮 美沙様に捧げます


「お前さぁ……」

「な、何よ…!」

ん?

何だ? 俺が一歩近づくと、一歩下がる。

しばらく、黙って見つめる。



俺より、低い身長。

前髪、パッツン。
意志の強さが伺える大きな瞳。
さくらんぼ色した唇。

の顔をじっくりとみつめていると……何か、ヤバい。

理由は、わからねえんだけど。

何か、こう……

身体が、熱くなってくる。

お前、俺の事。

どう思ってるんだ?

「(何で、黙って見てるの!?困るんだけど。そんな瞳で、私を見ないでよっ。どうして良いのか、わかんないじゃない)」

「あっ」

「な、何よ!?」

髪にふれる。

「ゴミ、ついてんぞ」

「か、勝手にさわらないでよっ(ドキッとするじゃない)」

何だ?コイツ?

うん? 何か……耳、赤くねぇか?


しかも、また一歩下がる。

俺も一歩前に出る。

それを、繰り返しているうちに、壁まで追い込んでる状態になっちまった。

いつもと、明らかに雰囲気が違う。

すんげぇ、可愛いんだけど。

壁に手をついて、を閉じ込める。

「お前さ……」

「……なによ……」

挑戦的な瞳で、俺を睨み付けてくるけど、どこか頼り無さそうな感じで。

コイツ……

可愛い……

いや、前から可愛いかったんだが、何っつうか……。

照れてるのか?

の気持ちが、知りたくなる。

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