第4章 ツンデレな幼なじみ * 宍戸 亮 美沙様に捧げます
ワケが、分からず跡部の顔と四角いモノを見比べる。
「お前、今生理中なんだろ?」
「はあ!?」
真面目な顔をした跡部。
何、言ってんだ?コイツ?
真面目な顔して冗談を言う奴か?
いやっ。ここは、突っ込みをいれるとこだよな?
しかし、タイミングを逃したような……
悶々と考える俺。
「あかん。」
ボソッと忍足が呟く。
「景ちゃんのボケのレベルが、高過ぎや。宍戸が、突っ込みできへんわ」
にっこりと笑う忍足。
「あ~ん?俺様は、ボケてねぇぞ?忍足が、宍戸は生理中だから、機嫌が悪いって言ったんだろうが。だから、ナプキンを…」
「男が、生理になるかよっ!!」
いきなり、怒鳴ったせいで、喉が痛いぜ。
ったくよぅ。
何、考えてるんだよ!
付き合いきれねぇぜ。
「ほらっ。ここ、見てミソ?」
「あっ。血がでてるね。消毒しなきゃ」
「おんぶ~」
んだっ!?
ちょっと、目を離した隙にに近づく岳人とジロー。
しかも、ジローの奴!
を後ろから、抱きしめやがって!
「おらっ。ジロー!離れろっ」
から、無理矢理引っ剥がす。
「何だよ~。せっかく、おんぶしてもらってたのにぃ。」
頬を膨らませて、怒るジロー。
おんぶじゃねぇだろ。
抱きついてただろっ。