第3章 グルグル巻き巻き *白石蔵ノ介 彩菜様に捧げます
薄目で、あたしを見つめる蔵は
ものすごく、色っぽい。
蔵の手が、あたしの胸に触れる。
「ん…」
目を閉じ…蔵の手の感触を感じる。
優しく、ソフトに触られると、背中がムズムズするような…身体の奥がムズムズするような…
不思議な感覚におちいる。
「ふわっ…ぁ…」
自分の声じゃない声が漏れ出す。
「その声…なかなかのエクスタシーやで…」
耳元で囁く蔵の声。
ジュン…何かが、溢れる。
「ふ…ん…ぁ…?」
ぐちゃぐちゃと音がし始めた。
「めっちゃ嬉しいわ。彩菜…感じてくれてるんやな…」
蔵の指が、濡れている場所を行ったり来たり…
「初めてか…?」
うん…と頷く。
「ほな…やさしゅう…な…」
ゆっくりとあたしの中に指が入ってくる。
「っ…」
「痛いか?」
首を振る。
痛くはないけど…変な感じ。