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テニプリ【月夜に誘われて】裏 18禁

第3章 グルグル巻き巻き *白石蔵ノ介 彩菜様に捧げます


「好きなモン見ると、グルグル巻き巻きしたくなるねん」

頬を染め、少年のように笑う蔵。
その笑顔…可愛い…
って…!
ちょっと…待って!

「グルグル巻き巻きの彩菜…ん~エクスタシー」

「いや…ちょっと…えっとぉ…」

頭をフル回転させるも、言葉が出てこなくて…

蔵の顔が、だんだん近づいてきて……
目を閉じなきゃと思っているんだけど
変なカミングアウトに、パニック状態。
目がパチパチしてしまう。

「目ぇ…閉じぃ…」

あたしのまぶたの上に、蔵の手の平が…
暖かくて、自然にまぶたが降りる。
唇に優しい感触。
うわっ…
あたし…蔵とキスしちゃってるんですけど…

初めてのキスに頭がクラクラする。

「ふ…くらぁ…」

「ん? 何や?」

「蔵だけに…クラクラする…なんちって…」

自分で言っておいて…
かなり、恥ずかしい…

「こんな時に笑いとりにくるなんて…自分えらいで」

優しく髪を撫であげてくれる。
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