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テニプリ【月夜に誘われて】裏 18禁

第3章 グルグル巻き巻き *白石蔵ノ介 彩菜様に捧げます


あれ?
蔵の顔が近い…と思った瞬間…
何が、どうなったのか分からず…
あたしの両腕は、頭上で蔵の手によって拘束され
横になっている。
あれ? あれ?
妖しく微笑む蔵。

「包帯の使い道はなぁ…」

右手で、あたしの両手首を持ち、左手で包帯をグルグルと巻いていく蔵。
そのスピード、手際の良さ。
流石、無駄のない動き。
日頃から、無駄を省く蔵らしい…
って…
感心している場合じゃない!

「えっ…とぉ…蔵?」

グルグルに巻かれたあたしの両腕。
そして、あたしに跨がる蔵。
この状態は……

「彩菜…」

あたしの頬を手の平で、撫でていく蔵。
うわっ。
ドキドキしちゃうんですけど…

「俺…実は…」

「実は…?」

「グルグル巻き巻き系やねん」

はあ?
グルグル巻き巻き…系?
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