• テキストサイズ

黄色い花の冠を君へ

第11章 後日談(キャラ)


結局お付き合いの申請は承認することにした。嫌いじゃないしね

OKを出した時のキャラの喜びっぷりは見たことがない。あんな歪んだ顔もできるんだね。その時は私をギュっとハグしてくれた。けどぶっちゃけいつもとやってること変わらないんだよなあ…


あれ?恋人ってなんだっけ?何すればいいんだっけ?


ママもアズリエルもなんとなく頼りにならなそうだったからこんな時はグー〇ル先生。


恋人 定義

恋人 何する

デートとは

となどなどかたっぱしから調べていった。

ほうほう。恋人というのは相互関係に恋愛を持ち込んだもののこと。これで生涯のパートナーを見つけていることが現代ではほとんどなんだ…
で、恋人間の仲でできる特典が愛情表現。これをすることで自分の欲や存在意義が満たされるとか… 

調べてみたところ具体的なものは二つ
一つはデート。恋人たちの”お出かけ”らしい。人がデートをする理由は様々だが、大体はオフショットが見たいとかもっと一緒にいたいとか。
二つ目はスキンシップ。直訳すると肌の触れ合い。抱き合うことやキスはもちろん見つめ合うことも間接的なスキンシップもようだ。初めて知ったな…そしてこれは段階ごとに分けられており、レベルアップによって肌との触れ合いが濃密になる。その頂点に立つのが…いや、言うのは恥ずかしいからやめとこ


ふーん、恋人ってこんなことするんだ…じゃあキャラからそういうことをされるって期待してもいいのかな…///


と思いながらあんなことしてこんなことしてなんて妄想を浮かべてたわけだが、あれから三か月


本当に文字通り何もない!!!

え、なに?付き合うって前提がまず間違ってたの?別にキャラはそんなことしたくないってことなの?いや、分からん

「なんか私が自惚れてたみたいじゃん」

確認のために言質撮っとけばよかったなんておかしいことまで考えだした。別に苦しいとかじゃないんだけど、ただ単純に寂しい。この気持ちが私を侵攻しないといいが…
/ 68ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp