第8章 ぬああああああああああああ(アンダイン)(駄作注意)
トントン
「はーい」
ガチャリ
「…」
魚の女のモンスターは私を見ると固まってしまった。
私はアルフィーからアンダインに届け物をしてほしいと頼まれ今ここにいる。アルフィー曰く忙しいから手が離せないとのことだがもうかなり恋心がばれていることを自覚した方がいいと心配になる。だってプレゼントとして集めている物が全部魚用なんだもん
「お、お届け物でーす」
「あ、ああ、ありがとう。えっと…差出人は?」
「アルフィー」
そういうと余計アンダインは私のことをぎょっと睨む。この人は以前私のことをニンゲンと勘違いして襲ってきたのだ。今でも私を捉えるその目には慣れていない。(というかあまり会わないし)
「アルフィーを知っているとはどういうことだニンゲン!」
あ、その前に本人が覚えてなかった。なんでかな、自分で言うのもなんだけどここまで特徴ある人は地下世界にはいないと思うのに
「そもそも私はニンゲンじゃありません。というか貴方の名前も知っています。アンダインでしょう?」
「は?何故…」
槍を構えるな槍を
「私たち以前お会いしてるじゃないですか」
しばらくじろじろ見られた後、ああ!と感嘆の声を上げる
「あのアズゴアのひよっこか!」
とりあえずここで再び喧嘩になることは避けられた。
「嫌いだった?」
「お前がニンゲンでないから手を出さなかったまでだ。そうでなかったらたたき切っていたさ!」
「ふーん、貴方はニンゲン見たことあるの?」
「あ、あるに決まっているだろう!私はロイヤルガードの隊長だぞ?」
「ふーん、なんだか食わず嫌いみたいで子供だね」
「な、なにぃ!!私はこれでもニンゲンに関する文献は読み尽くしている!ニンゲンの生体などお見通しなのだっ!」
「素直になればいいのに。どうせみんなも知らないんだし。私もこんな姿してるけどニンゲンなんて一度も見たことないよ」
「……………
私は強くなければいけないのだ…みんなを守るために…女の子だからって忖度されるのはいやなんだ」