• テキストサイズ

黄色い花の冠を君へ

第7章 花園(アズゴア)


「ノエラ、家はどうだい?」

「んー、普通かな。いつも通りの毎日だし。勉強は楽しい。
毎日変わったことをママがしてくれるから」

「そうか、アズリエルもキャラも勉強が好きだったね…」

「あれはお互いが負けず嫌いだったからだよ」

懐かしいという顔でパパは苦笑いをした。

「私の妻がいなくなってから君と同じように何も感じない時間が増えてしまった。それに今まで何てことなかった家事にも追われるようになってしまった。たかが一人暮らしなのにな…」

「それを今まで全部ママがやってたんだよ。感謝した方がい
いね」

それを言うとパパはズーンと負のオーラを出し始めた。パパはたまに王様に不似合いな反応をするから面白い。ママも時々からかってた。

「私はまだ許されないのかな…?」

「ふふ、それはママ次第かな」

「誰もいなくなったここで余分な趣味も増えてしまった。お
かしなことだ、お客もいないのにお茶を入れる腕だけは上手くなってゆく」

「………余分だって思うことはパパが決めることじゃない?いつか振る舞う人が来るかもよ。


パパ、ままごとしよう」

「え!?ここでかい?」

「ここが好きだからここで。花を踏まれたくないなら別でいいけど…」

「というか私で足しになるのかい?」

「うるさいなあ、足しになるとか面白さとか求めてないの。ただここの輪に入ってくれればいいの。
レジャーシート持ってくる」


























「ははは、家の娘の反抗期は大変だな」




ーーーー
謎…なんだこれ二作目
アズゴアが意外と名前が色々あるの面白いよね。フワリン王とか可愛いw
なんとなく設定の時のアズゴアとの会話の線伏を回収したつもりです
/ 68ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp