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黄色い花の冠を君へ

第2章 一目惚れ(フリスク)


「…フリスク」

「なに?」

「貴方…死んだ友達に似ている」

「?」

「気を悪くさせたらごめんなさい。
初めて会った時びっくりした。もしかしてあの人の生まれ変わりなんじゃないかってぐらい。

…あの人死に際に、私の頬に口づけたの」

「…!////」(ボッッ

「?なあに」

「う、ううん、なんでも…///(分かってないだけか…)」
急に刺激が強い言葉が出てきて真っ赤になった

「あの意味が分からなくて…でも嫌な意味ではないことを信じて生きてきた。ねえ、もし知ってるなら教えてくれない?」

「…だ、だめ!」
しまった、先を越された…彼女が分かっていないとは言え、事実彼女の中にその友達は存在し続けている。なんだか悔しい

でも、僕がその子に似てるってことは僕にもチャンスはある…?

代わりにはきっとなれないだろうけど僕が彼女の中での一番になれる…?

ノエラはそっか、と苦笑いして再び演奏を始めた

笑っていられるのも今の内だよノエラ

*ケツイがみなぎった


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